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削ろう会 [仕事の姿勢]

 部屋の大掃除・・・・・・

ビデオなどを整理していたら、削ろう会の事を特集した番組を見つけました。

「削ろう会」というのは大工道具の一つ「鉋」(かんな)を使って、いかに薄く長い削りくずを削れるか・・・という競技会です。

http://www3.ocn.ne.jp/~tac7/kezuroukai.htm

本当にこういう番組を見ると血が騒ぎますよ。

1000分の3ミリというような薄さで削るには、道具の調整が大事になってきます。

そして、職人どうしで研鑽しながらいかに薄い削りかすを出すか、本当に見ていて切磋琢磨しているなーという感じがしました。

最近の建築現場では、釘打ちでも機械になっていたり、効率重視で工場で材料を加工して、昔からの日本の伝統的な建築大工の仕事は限られているという話で、鉋を使って材木の表面を綺麗に加工するということも、そんなに必要ないという気もしますが、ある職人さんが「釘を打つのも美学がある」というようなことを言っていました。

職人の仕事の考え方には考えさせられることが多いです。

逆に何も考えずにやっている仕事というのは、もったいないな。

速さ、量を重視するあまり、釘の打ち方が雑になって、きちんと打ちこめてないと、あとで作業をするクロス職人に馬鹿にされると言っていました。

言葉は違うかもしれませんが、後工程の方がやりやすい事を考えているんですよね。

その通りだと思い・・・・・・物置から鉋を出してきまして手入れをすることにしました。

建築大工の2級は10年ほど前に取りましたが、ちょっと木を削ってみようかな?

でも鉋の刃を研ぐのは本当に難しく、包丁とは比較になりません。

一枚の刃が200000円もするのがあったりして、ちょっと私の安物の鉋が対抗出来るとも思いません。

ギターもウクレレも高いものはいい音出ます。

それでも関東方面に行くことはなかなか出来ませんが、近畿周辺で開催されるのであれば、一度参加してみようかな。

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PC080104.JPG

 

 

 


nice!(54)  コメント(8) 
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コメント 8

淳司

「削ろう会」
匠の技ですね!
次の事を考えての作業・・・。
どんな仕事も同じなんですね(><)b
by 淳司 (2009-12-28 20:28) 

sorasora

見たことありますよ!
食べれそうな位見事な薄さですよね!!
by sorasora (2009-12-28 22:12) 

☆シナプス☆

 いま、刻みから出来る大工は本当に少なくなってきたと思います。
 分業がさかんになり、建築現場では組み立てが主。電動のこ、電動かんな、金槌も電動ですね。
 ラスを張るのも、電動タッカーですね。
 そのぶん、仕事も速く出来て楽ときているから、効率を考えると、そちらに軍配が上がります。
 私も、日曜大工では電動工具なしでは、辛くてできません。
by ☆シナプス☆ (2009-12-28 22:52) 

やまさん

>淳司さん

おはようございます。
どんな仕事でも同じだと思います。
関係ありませんが、先月法隆寺に行ってきまして
国宝級の仏像や展示物に圧倒されました。
作者は書いてありませんでしたが、どんなことを思って作ったんだろうか・・・・・と思いましたよ。
by やまさん (2009-12-29 08:14) 

toshi

おはようございまーす^^
ミクロの世界を極める職人の技って凄いですよね~
もう一度取り戻そう 職人の日本という感じです☆
by toshi (2009-12-29 08:16) 

やまさん

>sorasoraさん

おはようございます。
ちょうど私が職業訓練校に行っているときに「天うらら」というドラマがやっておりまして、次の年は倍率が高くなったという話です。
子供の頃に大工になりたいという人は多かったですが(あと警察官と)
私は実は散髪屋になりたかったんですよ。
そのドラマで鉋でまっすぐになった木がピタッとくっつくというのをやっていましたが、その番組でもまっすぐに研いだ鉋の刃と砥石がくっついて
2キロ近くある砥石を持ち上げていました。
本当に食べれそうですね!
by やまさん (2009-12-29 08:20) 

やまさん

>シナプスさん

おはようございます。
そうです・・・・・私も普段は電動工具が無いととてもじゃないけど作れません。時間もかぎられていますし、労力を考えるとそちらに軍配が上がります。
ハンドメイドでなくても安くてそこそこのモノは売っていますしね。

ほぞ穴一つ掘るのでもコンピューターでカツンと行けてしまうわけで、ノミでコツコツとやっているほど時間の余裕もありません。
いつぞやこのブログでも紹介した木の継ぎ方でも、追っかけ大詮継ぎや金輪継ぎなどは一つ作るのに私の場合は30分以上かかってしまいます。逆にそこまでやる必要があるのか?というくらい複雑なものもあります。
いつぞや、円周率だったか十万ケタ覚えた人がいて、そこにロマンがあると言っていましたが、その気持ちと似ているのかもしれません。

でも「さしがね」という道具のしくみを知った時には感動しましたよ。

by やまさん (2009-12-29 08:39) 

やまさん

>toshiさん

おはようございます。
普段取り扱っている部品などもこんなミクロの世界の仕事です。
本当に目では分かりません(汗)
機械の部品を作るのは、手動というわけにはいきませんが、心意気みたいなものは持っていたいと思っています。
納期や他にも色々な要素があり、毎日ドタバタしている感じもありますが、次の方の工程の方に喜んでいただける仕事はしていきたいなと。
by やまさん (2009-12-29 08:46) 

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